こんにちはキューです。
ぶんぶんごまって言うおもちゃを知っていますか?
Do you Know boom boom koma?
地域によってはびゅんびゅんごまとか松風ごまとも呼ばれている、たこ糸に通した厚紙をくるくる、びゅんびゅん回して遊ぶ手作りおもちゃです。
江戸時代に流行った伝統玩具で、おじいちゃんなどから教わって伝えられる昔遊びの一つです。
2017年に大ブームを起こしたハンドスピナーにも似たような楽しさ?!
今日は、よく回るぶんぶんごまの作り方をご紹介したいと思います。
ぶんぶんごまとは?
まずはぶんぶんごまの仕組みを簡単に説明します。
円盤状の厚紙の真ん中に正対象の二つの穴を開け、そこにたこ糸を通して作ります。
左右にたこ糸を持ち、大きく回して二本の糸をよるようにします。
そのまま左右に引っ張るとよれた糸がまっすぐになろうとすると同時に、円盤に勢いがついて、くるくる回ります。
引いては緩めるを繰り返すことで、すごいスピードで回ります。
この時にぶんぶん(びゅんびゅん)と音がなるためぶんぶんごまと言われます。
ぶんぶんごまは夏休みの自由研究にもおすすめ
簡単な作りのぶんぶんごまですが、実は奥が深く、なかなか思うように回ってくれません。
どうしたらよく回るぶんぶんごまが作れるのか、それには作り方や厚紙の素材、穴の位置、たこ紐の長さなどがうまくバランスよく組み合わさっている必要があります。
今回、私も何個も作っては失敗しました。
この記事の最後には私なりのよく回るぶんぶんごまをご紹介したいと思いますが、お子様の自由研究では、お子様に考えさせてあげるといいと思います。
実はこのぶんぶんごまは色々な物理的な法則で回っています。
ぶんぶんごまで検索すると「慣性の法則」と出てきます。
はいここで、慣性の法則とはなんだ〜?
ってことで、小4の長女に辞書〜〜〜〜
慣性ってなに?調べて〜
慣性くらいみなさんもしかして知ってます?(^-^;)
慣性(かんせい、英語:inertia)とは、ある物体が外力を受けないとき、その物体の運動状態は慣性系に対して変わらないという性質を表す。惰性ともいう。
静止している物体に力が働かないとき、その物体は慣性系に対し静止を続ける。運動する物体に力が働かないとき、その物体は慣性系に対し運動状態を変えず、等速直線運動を続ける。これは慣性の法則(運動の第1法則)として知られている。
力が働いているときではニュートンの運動方程式より
引用:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%85%A3%E6%80%A7
この他に慣性の法則以外にも、たこ糸がどうにも元に戻ろうとしているようなので、何かしらの法則が働いているようです。
実際に回して見ますと遠心力も感じられます。
少しの人間の力で想像以上の力が出るところが面白いですね。
こういった物理学的なことを実体験することによって、研究をしてみようという興味が沸くことがあります、将来科学者になろうと思う子も出てくるかも?!
さてそれでは私が色々と試行錯誤した、ぶんぶんごまの作り方をご紹介したいと思います。
handmadebycue.comらしく、布を使ってデザインして見ました。
俵型お手玉の生地とお揃いで、リビングに置いてあってもかわいいデザインにしましたので気に入ってます。
よく回るぶんぶんごまの作り方
インターネットをぶんぶんごまの作り方で検索すると一般的によく出てくる材料は、牛乳パック、方眼用紙などの厚紙とたこ紐でした。
これらで作ってみましたが、どうもバランスが悪かったり、うまく回りませんでした。
何が悪かったのか何度もいろんな方法で作ってみました。
まずは牛乳パック、次に方眼用紙、厚紙、ダンボール
どれも一枚で作りましたが、重さが足りてないようでした。
そこで、重さと、厚みが大事なことに気がつきました。
結果、牛乳パックまたは、厚紙を3枚重ねて、布を貼ったもの
重さは5.7gになりました。
厚みは3枚分の厚みですので、4mmくらいです。
重さと厚みがあることで円盤の安定が保たれます。
そして、最後に持ちやすいように巾着の紐などに付けるループエンドを付けることで、回す時に指が痛くならずに遊べるようにしました。
ではまず、材料から説明していきますね。
ぶんぶんごまの材料
- 牛乳パックor厚紙
- ハサミ
- ボンド
- たこ糸(8号 1.2mmを使いましたがもう少し細くてもOK) 120cm
- 布か折り紙などの紙 好みで手書きの模様を描いてもいいと思います。
- 目打ちかキリ
- ループエンド
- 洗濯バサミorクリップ
- コンパス
handmadebycue.com流 ぶんぶんごまの作り方
1、厚紙をコンパスで直径6cmの円に測って3枚切ります。
2、お好みの布を2枚の厚紙にボンドで貼ります。
3、真ん中になる厚紙は布やマスキングテープを貼ってもいいですし、貼らなくてもいいと思います。
4、3枚をボンドで合わせます。
5、ボンドが乾くまでクリップなどで挟んで置きます。
6、正確に中心を測り、間を1cm離したところを目打ちで穴を開けます。
7、たこ紐を目打ちで開けた穴に通します。
8、たこ紐の先にループエンドを付けて、出来上がりです。
円盤の重さが軽すぎたり、厚みが薄すぎたり、中心がずれているとうまく回りません。
布を貼らない場合は重さに気を付けて調整してください。
ぶんぶんごまを回してみよう(動画あり)
円盤部分(駒)は真ん中に持ってきます。
両手でループエンドを持ち、手首を回してたこ紐を両手で同じ方向(手前か奥)に回します。
2〜5回まわしたら、ループエンドを左右に引っ張り、縮める、引っ張り、縮めるを繰り返します。
成功すると、どんどんスピードが加速して、ぶんぶんと回ります。
動画UPしましたのでご覧ください。
いかがですか?ぶんぶんの音がいまいちきこえませんけど。。。
バランスよく回ってますね。
まとめ
子供のおもちゃの工作ですがあなどれないですね、大の大人でも夢中で試行錯誤しました。
お子さんと一緒にもっともっとうまく回るぶんぶんごまが作れないか研究してみてください。
もし大成功しましたらぜひコメントお待ちしてますね。
最後までご覧くださいましてありがとうございます、この他にも昔遊びシリーズでお手玉やあやとりも紹介してますので、どうぞよろしくお願いいたします。